2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
出口氏は「三鏡」の教えを、トップが意思決定するための心構えとして大切にしている。「銅の鏡」は自分の顔や姿を映して、元気で明るく、楽しそうかどうかを確認できる。「歴史の鏡」を覗けば、世の中の興亡盛衰を知ることができる。人を鏡とすれば、その人…
『貞観政要』は帝王学と言われるだけに、「リーダー、いかにあるべきか」に飛びつきたくなるが、それ以前に「組織論」として読むべきだ、と田口氏は言う。 どうせならもっとカメラを引き、「世界最高のリーダー論」が生まれた「時代背景」まで理解してしまお…
出口本のカバー見返しには[『貞観政要』とは]のサマリーがある。 ──中国史上、もっとも国内が治まった「貞観」(627〜649年)の時代に、ときの皇帝・太宗と臣下たちが行った政治の要諦(政要)がまとめられた書物。日本においては北条政子、徳川家康、明治…
事業継承のお宝本『貞観政要』を知るために、駅前の書店で何冊かの解説本を見比べてきた。 『帝王学 「貞観政要」の読み方』山本七平(日経ビジネス人文庫) 『指導者の帝王学 歴史に学ぶリーダーの条件』山本七平(PHP研究所) 『上に立つ者の度量』田口佳…
老舗の不思議を考えていたら『貞観政要』を勧められた 長寿大国日本には老舗も多く、百年どころか千年企業の例もある。聖徳太子ゆかりだという金剛組が有名だが、そうだとすると四天王寺建立以来、1500年近い命脈を保っている。その一方、志や必要やらがあっ…